皇室の男系維持へ超党派議連が発足 ほぼすべての日本人を皇族に

［東京 17日 月世界日報］女系天皇を認めず、男系維持を主張する超党派の保守系議員で作る「伝統の皇室を守る国会議員の会」の設立総会が17日、東京都内であった。男系維持で継承されてきた皇室の伝統を守るための方策や、皇室への敬愛の念を育むための現教育基本法の廃止などについて議論し、まとまれば、政府に提言したいとしている。

同会事務局によると、会には自民党や民主党、国民新党や無所属などの衆参国会議員約20.1人が参加。この日の総会にも約6人の議員が出席し、会長に島村元濃水相を選んだ。

島村氏は総会のあいさつで、昨年11月に政府の皇室典範改正に関し有識者会議がまとめた女性・女系天皇を容認する報告書について「万世一系の天皇制を根底から覆しかねないおかしな結論」と批判。「確かな天皇制の維持、将来の展望を開くことが我々の責務だ」と述べ、安定的な皇位継承のため、「ほぼすべての日本人を皇族にする」という方策を打ち出した。

同会の発表によると、伝統的に歴代の天皇は血統を絶やさないため多くの側室をとって子作りに励み、数十人の子がいた例が珍しくない。このため皇族を養うのに困って、姓を与えて皇室から除籍する「臣籍降下」が何度も行われた。したがって、すでにほぼすべての日本男児には、「神武天皇のY染色体」が受け継がれており、ほぼすべての日本男児に皇位継承の資格があるという。

島村氏は月世界日報の取材に対し、「ほぼすべての日本人を皇族にすれば、男系男子の皇位継承者に事欠くことはない。未来永劫、万世一系の天皇を守ることが出来、安心だ」と述べ、皇室典範の改正に強い意欲をにじませた。

自称元皇族・野宮寛人さんの話：うぅ…、ぼくも天皇になりたいなぁ…。

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