旧カミクズヒロイ

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Second Life で中性的なアバターを作れるか試してみた

もうすぐ日本語版も始まるという『Second Life』が最近気になる。なので、なんぼかはこのためにグラフィックボードを買って PC に増設し(本命は AIGLX だけど)、ちょっと試してみることにした。

アカウントの登録は英語のページからすることになるが、特に難しいところはない。私のように丸腰で英文読めない人はオンライン翻訳のページを開いておくか、電子辞書や Zaurus でも用意しておけばいい。

Second Life のトップページ左の「JOIN NOW」のバナーをクリックして登録ページに入り、まずは自分のアバターの名前を決める。ファーストネームは自由だが、ラストネームはドロップダウンリストから選ぶ。誕生日とメールアドレスも登録する。

次のページでアバターを選ぶ。ここでは12種類のアバターが用意されている。あとからまったく別のアバターに変えることもできるので気楽に。私はとりあえず「HARAJUKU - FEMALE」にした。どれを選んでも「芯」になるだけだ。

次に、利用者自身の個人情報やパスワードを登録する。ここで Gender を male か female から選ばなければならないのは遺憾だが、これはアバターの設定には影響しない。

最後に決済の登録ができるが、この手順を飛ばして無料アカウントを作ってもいい。私は日本語版が始まってから有料アカウントへの移行を考えることにした。

アカウントの登録が終わったらクライアントソフトをダウンロードする。MS WindowsMac OS X、それに Linux 向けのアルファ版もある。私はもちろん Linux だ。


Second Life クライアントを起動したら、まずは Preferences ボタンから設定画面に入って、language を日本語にするといい。クライアントを再起動すると、UI が日本語になる。タイトル画面に戻ったら、アバター名とパスワードを入力していよいよ Second Life のはじまりだ。

初めてログインすると、「Orientation Island」という初心者用の特別な島に出る。案内にしたがって進むと「Click Me」とラベルがついた緑のアイコンがいくつかあり、クリックすると操作方法を教えてくれる。二つめの「Click Me」の横には二つの姿見のような看板があるので、これもクリックする。アバターの外見を変えるための部品が手に入る。

アバターの外見を変えるには、自分のアバターにポインタを置いて右クリックする。円形のメニューが出てくるので、「容姿(英語のままなら Appearance)」をクリックすると設定画面が開く。

設定項目はイヤになるほどたくさんある。顔ならば眉毛をくっつけたりはなしたり、目をつり上げたり垂らしたり、顎をアントニオ猪木に似せることもできる。胴体なら肩幅、胸のふくらみ・開き具合・垂れ具合、腰のくびれ具合、おなかの出具合、骨盤の幅、臀部のふくらみ方などとにかく多くの項目を調整できる(ただ、女性に設定されているアバターをもとにしたせいか、残念ながら股間のふくらみ具合を調整する項目は見あたらなかったが!)。

結論を言えば、手間はかかるものの、中性的、あるいは性別不詳な感じのアバターを作ることは可能だ。また、わざわざ手間をかけてまで、と思われるかもしれないが、「トランスジェンダー風」だったり、「美少女だけど顎がハルク・ホーガン」みたいな外見にすることもできそうだ。みなさんもシステム要求を満たす環境を確保できたら Second Life を試してみてはどうだろうか。私は当面 Second Life を楽しんでみたいと思う。