「必 死 だ な」の妥当な記述法
にちゃんねるなどでよく「必 死 だ な」のように、字間を取るために熟語や句の途中に空白文字を挿入しているのを見かけます。
こうした書き方について、バリアフリーWebデザインガイドの7つのポイント:2.テキスト文についてというページでは次のように注意しています。
1.強制改行とスペースの挿入について
文章の途中で、<BR>タグによる強制改行やスペースを挿入する際は注意が必要です。
一般的に音声ブラウザは、強制改行やスペースを「文の区切り」と解釈する性質があります。
特に、熟語などの途中でそれらが入った場合、分断された それぞれの語句を独立した語として読み上げます。【具体例】
- (1)通常の表示
- ”旅行” → 読み上げ結果 : 「りょこう」
- (2)途中に強制改行が入った場合
- ”旅
行” → 読み上げ結果 : 「たび ぎょう」
- (3)途中にスペースを入れた場合
- ”旅 行” → 読み上げ結果 : 「たび ぎょう」
強制改行を入れる場合は、文節の切れ目など区切りの良いところで入れるようにして下さい。
また、一つの意味を成す語句の途中で、不必要にスペースを入れないようにして下さい。
この解説のように、「必 死 だ な」のような書き方はよくありません。また、検索で「必 死 だ な」では「必死だな」にマッチしないという問題も出てきます。字間を取るためにはスタイルシートを使いましょう。以下に HTML と CSS の例を示します。
HTML の例。
<p>プチプチプチプチ<span class="hisshidana">必死だな</span>。</p>
上の HTML と組み合わせる CSS の例。
.hisshidana { letter-spacing: 1em; }
HTML の手打ち 必死だな。これで音声ブラウザでの読み上げも問題なく、検索でも「必死だな」でマッチするので便利です。