旧カミクズヒロイ

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都城男女共同参画条例問題

尾辻かな子活動日記に『これが日本の社会の現実なのか・・・。』という記事が載っている。
宮崎県都城市の「都城市男女共同参画社会づくり条例」更新案で性的指向に関する部分が削除されているそうだ。原理的には「すべての人」という表現で包含できるとしても、現実に差別がある状況下で、それも一度は施行された条例にあったものを削除するとなると、結果として性指向差別を助長する機能を発揮しかねないだろう。尾辻氏は『賛同人を募ります!』というエントリで都城市議会議員宛てに送る抗議及び要請文への賛同者を募っている。Kodakana からは、特に地元や近隣市町村にお住まいの方に声を上げてほしいと思う。たとえ自分が異性愛者であったとしても、どこにでも同性・両性愛者は居うる(産まれうる)こと(そう、異性愛者がどこにでも居るように!)、そしてその権利を守ることが一般利益の保全につながることを考えてほしい。

また、『都城市男女共同参画社会づくり条例(案)の修正箇所一覧』によると、

☆「社会における制度」→「社会通念」としました。

とか、主語を明確にし、わかりやすくするため…という理由で、

「性別にかかわらず多様な活動に携わる機会を確保するため」→「すべての人が多様な活動に携わることが出来る機会を確保する」としました。

というむしろ主語が曖昧でわかりにくい表現にしたり、健全なという表現を加えることにより、身体的のみならず精神的な健康にも配慮するため…という理由で、

☆「生涯にわたり健康な生活を営む」→「生涯にわたり健康で健全な生活を営む」としました。

という和文としておかしい記述をするなど、理由も意味もよくわからない変更点が多い。

関連クリップ。