『米議会、新しいデジタル著作権法案を準備--罰則の大幅強化を盛り込む』
CNET Japan に『米議会、新しいデジタル著作権法案を準備--罰則の大幅強化を盛り込む』という記事が載っている。
セキュリティ研究者らは、DMCAの現行の言い回しでさえも警戒している。プリンストン大学のEd Felten教授は先月、Sony BMG Music EntertainmentのCDからいわゆる「rootkit」を初めて見つけ出したのは自分たちだが、DMCA違反の罪で起訴されるのを恐れて公表を遅らせた、と著作権局に伝えている。DMCA反対者らがまとめたレポートによると、これは言論の自由を押さえつけ、革新を阻止するものだという。
ウェイン州立大学で著作権法を教えるJessica Litman氏は、DMCAの拡張を単なる小さな変更ではないと見ている。「もしソニーが自己の権利を主張していて、McAfeeやNorton Antivirusが私のハードディスクからrootkitを削除しようとした場合、拡大された定義ではわれわれ全員が違反者になる」(Litman)
日本の政界には内政干渉の代理人が闊歩しているという噂なので、アメリカでのこうした動きには注意が必要です。現に著作権保護期間の20年延長に向けて活動している勢力の中にはそういう影が見えるようです。