旧カミクズヒロイ

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民主党の失敗

メール問題で党執行部総退陣、という事態にとうとうなってしまいました。まぁ、今更言うのも何ですが、私は去年前原氏が民主党の代表に当選したときから、民主党員はきっと後悔することになるだろうと思っていました。現実は予想を超えてあさっての方向にすっ飛んでいった感じですね。ここまでの経緯をおおざっぱにまとめると次のようになるでしょうか。

  1. 党に色付けがきちんとできるまで菅氏が何年でも党首を務めるべきなのに、形ばかりの民主主義を気取って選挙による交替制を性急に導入。党を不安定な状態にしてしまう。
  2. その過ちのあとを岡田氏が受けて立ったが、かけなくてもいいところで進退をかけて、挙げ句の果てに早すぎる辞任に追い込まれる。
  3. 党首にふさわしい人物がいなくなり、苦しまぎれに前原氏を選出する。

そして自爆…。それで民主党がどうなろうとそれ自体はよいとしても、問題はほかの野党も頼りない状態になってしまっていること。ここ数年民主党が掲げてきた二大政党制が雲上楼閣にすぎなかったことが明らかになったと思います。政党政治を続ける以上政党が二つでは足りないでしょう。