『国士舘大学公開シンポ「消費される若さ─若者の生と性」』

online magazine "Sexual Science" に『国士舘大学公開シンポ「消費される若さ─若者の生と性」』という記事が載っている。

　05年12月10日，国士舘大学が公開シンポジウム「消費される若さ──学生の生と性」を開催した。これは04年12月の同大サッカー部員らによる女子高生集団暴行事件を反省し，「大学の社会的使命を回復するための第一歩の試み」。

　パネルディスカッションでは，「過激な」性教育批判の先頭に立つ自民党参議院議員の山谷えり子さん，同性愛の若者への差別裁判の弁護活動で知られる中川重徳さん，若者の心のケアの臨床経験が豊富な精神科医・山家卓也さんら多彩なゲストが講演をした。

　山家さんは「不全感」を訴える若者が増えており，相手の数を競うなど刹那的セックスに走りやすいが，失敗を許容する大人との出会いがあれば，周囲との関係性を回復させるだろうと述べた。